第31話 新人・リューが翔んだ!!
放送日:1980.05.11
監督:渡辺拓也 脚本:永原秀一
殉職した巽刑事の後任として、木暮は、城東署の刑事・桐生一馬を大門軍団へ引き抜 いた。ところが、大門たちとの顔合わせも済まぬうちから、桐生は強盗事件に巻き込 まれてしまった。おかげで、桐生を知らぬ大門は、彼を強盗の一味ではないかと疑っ てしまう……。加納竜が桐生刑事役で「西部警察」に初登場。
第32話 俺の愛した小さい奴
放送日:1980.05.18
監督:渡辺拓也 脚本:大野武雄
総会屋・山科が、殺し屋の志村に射殺された。松田刑事は、志村の息子の学から志村のことを聞きだしたが、学の話では、父親は3年前に交通事故で死んだという。どうやら、涼子は学に志村は死んだと話しているらしい。そして少なくとも3年間は、志村が自宅に近づいていないこともわかったのだが……。
第33話 聖者の行進
放送日:1980.05.25
監督:澤田幸弘 脚本:新井 光
密輸拳銃による連続強盗事件を捜査していた大門は、拳銃の受け渡し場所が「リド」というクラブであることをつきとめた。数日後、大門は「リド」に張り込ませた松田刑事から、店に出入りしているジョーという黒人が拳銃の運び屋ではないかとの報告を受ける。大門はジョーを尾行するよう松田に命じたが……。
第34話 長野行特急列車
放送日:1980.06.01
監督:澤田幸弘 脚本:永原秀一
桐生刑事は、城東署時代に自分の手で捕えた日高が出所したことを知る。まだ若い日高の更生を願う桐生は彼をたずねるが、2人が外で話し込んでいるとき、日高は何者かによって射殺されてしまった。責任を感じた桐生は、日高の恋人・礼子をおとずれ、犯人の心当たりをたずねたのだが……。
第35話 ゲーム・イズ・オーバー
放送日:1980.06.08
監督:西村 潔 脚本:柏原寛司
高級毛皮店で起こった盗難事件をきっかけに、松田刑事は、毛皮店の美貌の経営者ミエに、次第に惹かれてゆくようになった。ミエとのデート中、西部署管内で強盗事件が発生したが、それを知らない松田は、ただ一人、その現場へ行くことができなかった。翌日、事件を知った松田は愕然としたが……。
第36話 燃える導火線
放送日:1980.06.15
監督:西村 潔 脚本:峯尾基三
桐生刑事が捕えた殺人犯・坂田が、護送車から脱走するという事件が発生した。桐生は、坂田のかつての愛人で、彼の逮捕に協力した好子を保護するため、彼女のマンションに向かった。だが、桐生が好子の部屋に入った直後、坂田が、裏切った彼女に復讐するため拳銃を持って乱入し、2人の間で銃撃戦が始まる……。
第37話 炎の中で甦れ!
放送日:1980.06.22
監督:長谷部安春 脚本:大野武雄
西部署の前で記憶喪失の少女が保護された。少女のポケットに「かわだみのる」と書かれた幼稚園の名札が入っていたことから、大門は、少女の身許を調べるため川田家をたずねた。ところが、川田家では息子の実が誘拐され、大騒ぎの最中だった。実の両親は、警察の介入はやめてほしいと、必死に訴えるのだった。
第38話 遥かなる故郷
放送日:1980.06.29
監督:長谷部安春 脚本:新井 光
麻薬患者の射殺事件を捜査していた源田刑事は、聞き込み先の飲み屋の女・千恵から、 逆に死刑囚の兄を助けてほしいと頼まれてしまった。彼女の兄は5年前に起こった強盗 殺人事件の犯人として、死刑の判決を受けているという。千恵の真剣な態度に心動か された源田は、5年前の事件を再調査しようとするが……。
第39話 消えた大門軍団
放送日:1980.07.06
監督:渡辺拓也 脚本:永原秀一・永海秀国
現金輸送車の襲撃事件が相次ぎ、本庁の宮川本部長が西部署に協力を求めてきた。本部長の話では、輸送を担当する警備会社の社員に共犯者がいるのではないかとのことだった。あやしい人物として白石という男の名があがったとき、大門は驚いた。白石は、大門が身元保証人になっている男だったからだ。
第40話 手錠のままの脱走
放送日:1980.07.13
監督:渡辺拓也 脚本:宮下潤一
現金輸送車襲撃事件が起こり、犯人の1人・片岡が捕えられた。だが片岡の口はかたく、仲間の名前を明かそうとはしない。そこで大門は、松田刑事を窃盗犯に仕立てて片岡と手錠でつなぎ、2人を護送車に乗せた。彼らを護送車から脱走させ、仲間のもとへ行かせようとしたのだ。計画は成功したかに見えたが……。
第41話 バニング・レディ
放送日:1980.07.20
監督:村川 透 脚本:柏原寛司
兼子刑事は、ひょんなことから良美という娘と知りあった。売春をしている良美は、金を貯めてアメリカへ渡るのが夢だという。そんな良美に惹かれた兼子は、なんとか売春から足を洗わせようと、彼女につきまとった。一方、大門は、金融会社で起こった強盗殺人のホシを追って必死の捜査を続けていた……。
第42話 ピエロの名演
放送日:1980.08.03
監督:村川 透 脚本:大野武雄
源田刑事は、かつてチンピラにからまれているところを助けたことのあるストリッパーのヒモ・栄治から、相談したいことがあるとの電話を受けた。栄治の話では「お前を殺す」という脅迫状が届いたというのだ。最初、源田はとりあわなかったが、栄治が何者かに狙撃されるにおよんで、本格的捜査に乗り出した。
第43話 4号岸壁の殺人
放送日:1980.08.10
監督:澤田幸弘 脚本:柏原寛司
銀行の夜間金庫利用者が射殺され、現金が奪われるという事件が起こった。そして、犯行に使われた拳銃は、西部署の警ら係・佐川、千葉両巡査が宿直中に盗まれたものと判明した。大門の事情聴取に対し、両巡査は、宿直中に廊下でケンカ騒ぎが起こり、拳銃を壁にかけて止めに行ったスキに盗まれたという……。
第44話 ロング・グッドバイ
放送日:1980.08.17
監督:西村 潔 脚本:柏原寛司
暴力団の元幹部・小出の経営するクラブの従業員・吉田が何者かに刺殺された。大門が調べたところ、吉田はたかり屋で、彼の被害を受けた中に、小出のかつての恋人・木村由美子がいることが判明した。だが、小出がヤクザから足を洗って真面目に働いていることを知っている大門は、小出が犯人だとは思えなかった。
第45話 大激走!スーパーマシン
放送日:1980.08.24
監督:長谷部安春 脚本:新井 光
銀行強盗をライフルで射殺し、その上前をはねるという事件が3件続けて発生した。聞 き込みの結果、一味は白いムスタングに乗っているらしいことがわかった。だが、一 味がなぜ警察より早く銀行強盗を探し出せるのか、刑事たちはただ首をひねるばかり。 そんな折、大門が更迭されるというウワサが流れる……。
第46話 消えた一時間
放送日:1980.08.31
監督:長谷部安春 脚本:峯尾基三
谷刑事は、15年前に死んだはずの男・古屋に出会った。15年前、パトロール中の谷は 古屋に襲われ拳銃を奪われてしまった。そして古屋はその拳銃で強盗を働き、逃走の 途中、自動車事故で死亡したはずだった。どうやら自動車事故は偽装だったらしい。 谷は、男が古屋であることを証明しようとするが……。
第47話 笛吹川有情
放送日:1980.09.07
監督:渡辺拓也 脚本:永原秀一
長谷川という宝石ブローカーの射殺死体が発見され、彼が所持していた時価10億円相 当のダイヤの原石が紛失していることが判明した。さらに、死体に付着していた指紋 から、傷害の前科のある野崎という男が浮かびあがり、大門は、野崎を犯人と断定、 強盗殺人の容疑で全国に指名手配したのだが……。
第48話 別離(わかれ)のブランデーグラス
放送日:1980.09.14
監督:宮越 澄 脚本:大野武雄
源田刑事が、狙撃されて負傷するという事件が発生した。西部署では、源田に恨みを 持つ者の仕業とみて捜査を始めたが、犯人らしき男から電話が入り、男が狙ったのは 木暮課長だったことが判明。だが、なぜ男が木暮を狙ったのかがわからない……。劇中、 石原裕次郎が珍しく持ち歌「ブランデーグラス」を歌う。
第49話 俺だけの天使
放送日:1980.09.21
監督:渡辺拓也 脚本:宮下潤一
山崎という麻薬取締官の射殺死体が発見された。山崎は、殺される直前に若い女に会っていることがわかり、さっそく目撃者の証言からモンタージュ写真が作成された。ところが、出来上がった写真を見て桐生刑事の顔色が変わった。写真の女は、加納が捜し続けていた女・サチ子にそっくりだったのだ……。
第50話 少女の叫び
放送日:1980.09.28
監督:宮越 澄 脚本:峯尾基三
宝石店に強盗が入り、店主が刺殺され、娘が重傷を負った。現場に急行した大門は、 病院に収容された娘の杏子が犯人の顔を見ているのではないかと推察し、病院に連絡 をとった。ところが、杏子は、事件のショックから記憶喪失になってしまったという。 大門は犯人の唯一の手掛かりを失ってしまった……。
第51話 盗まれた青春
放送日:1980.10.05
監督:渡辺拓也 脚本:新井 光
松田刑事は、4年前に自分が刑務所に送った青年・神崎の出所を待ち受けていた。かつて麻薬組織の一員・吉岡を追及中の松田は、彼とつながりのあると思われる売人・森田をマークしていた。ところが、森田は殺され、麻薬となんの関係もない神崎が自首してきた。松田は、神崎に会って真実を知りたかった……。
第52話 ギャングになった刑事
放送日:1980.10.12
監督:渡辺拓也 脚本:柏原寛司
スナックで女子大生が男にからまれているとの連絡を受けた源田、兼子両刑事は、パトカーで現場に向かい、兼子は男を署に連行。源田は女子大生・夕子を彼女のマンションに送っていった。ところが、彼女の部屋には指名手配中の強盗犯・服部、松本の2人が押し入っており、源田と夕子は縛りあげられてしまった。
第53話 特ダネの罠
放送日:1980.10.19
監督:長谷部安春 脚本:永原秀一
鉄工所に強盗が入り、警備員を殺傷し、現金を強奪するという事件が発生した。桐生刑事は、傷を負った警備員の前川が元警察官で、素行不良でクビになった過去があるという事実をつかみ、これを根拠に、前川の一人芝居ではないかと主張したが……。劇中で渡哲也が初めて自慢のノドを披露する。
第54話 兼子刑事暁に死す
放送日:1980.10.26
監督:長谷部安春 脚本:大野武雄
高校時代のクラス会で、兼子刑事は、かつて好感を持ちあっていた速水茜と再会。こ れをきっかけに、二人の仲は急速に深まっていった。ところが、西部署が捜査中の東 南アジアルートの拳銃密売団に、茜の父親、速水剛がかかわっていることが判明する。 兼子刑事は、拳銃密売団との壮絶な銃撃戦の末、殉職をとげる。
第55話 新人ジョーの夜明け
放送日:1980.11.02
監督:小澤啓一 脚本:新井 光
殉職した兼子刑事の後任として、東部署から新鋭の刑事・北条卓が転勤してきた。と ころが、北条刑事は西部署に現れたその足で木暮課長をたずね、この転勤命令を取り 消してほしいと申し出た。木暮は、その理由をただしたが、北条は頑として言わない。 そんな折、西部署管内で銀行強盗事件が発生した……。
第56話 時間よ止まれ!
放送日:1980.11.09
監督:小澤啓一 脚本:峯尾基三
西部署管内で2件の爆発事件を起こして手配中の男・井手が、逃亡先で逮捕された。源田、北条両刑事は、井手の身柄引き取りに向かうが、帰途、拳銃を持った二人組に井手を奪われ、源田は重傷を負ってしまう。やがて、西部署に二人組の片割れらしき男から、井手に作らせた時限爆弾を爆発させると電話が入る……。
第57話 挑戦
放送日:1980.11.16
監督:渡辺拓也 脚本:柏原寛司
酒井という会社員の娘が誘拐され、身代金5000万円が要求された。大門たちはすぐさま酒井家に急行、そこへ犯人から電話が入り、指定した受け渡し場所へ、松田刑事に身代金を持ってくるよう要求した。松田は、なぜ犯人が自分の名前を知っているのか見当もつかなかったが、受け渡し場所へ出かけていく……。
第58話 狙われる
放送日:1980.11.23
監督:渡辺拓也 脚本:永原秀一・平野靖司
山下典子という看護婦が帰宅途中、ライフルで狙撃され負傷した。源田刑事は、彼女から事情聴取を行ったが、自分は他人から狙われるおぼえは絶対にないと典子は断言した。ところが、彼女は、数日前に起こった自動車炎上事故の目撃者と判明。どうやら、これがもとで典子が狙われたらしいと源田は判断したが……。
第59話 残った一発の弾丸(タマ)
放送日:1980.11.30
監督:宮越 澄 脚本:峯尾基三
ある夜、北条刑事はニセ電話でおびき出され、2人組の男に拳銃を奪われてしまった。犯人の1人は、かつて北条が東部署時代に逮捕したことがある赤間茂と判明したものの、犯人たちは現金輸送車を襲って、北条の拳銃でガードマンに重傷を負わせてしまった。責任を感じた北条は、必死になって赤間の行方を追った。
第60話 男の子守唄
放送日:1980.12.07
監督:宮越 澄 脚本:大野武雄
密輸団から摘発した時価1億円相当の宝石を、保管倉庫へ運ぶ途中、谷、北条両刑事は、拳銃を持った数人の男に宝石を奪われてしまう。関係者を洗った結果、保管倉庫の運転手・山口が容疑者として浮かぶが、山口は事件の直前に倉庫から姿を消していた。刑事たちは山口の行方を追うが、彼は射殺されてしまう……。