第91話 鮮血のペンダント
放送日:1981.08.16
監督:小澤啓一 脚本:永原秀一・宮下潤一
車で犯人を追跡中、北条刑事はサルジア共和国大使の娘マリアに重傷を負わせてしまう。マリアと同型の血液を持った人は、日本に3人しかいなかった。その一人、津山栄次という前科二犯の男は行方不明だった。大門は全力を挙げて津山を探すよう命じるが、そんな折、起こった現金強奪事件の一味に津山はいた……。
第92話 幻の警視総監賞
放送日:1981.08.23
監督:渡辺拓也 脚本:峯尾基三
麻薬取締官と情報提供者が同じ拳銃で殺害されるという事件が発生し、容疑者として運び屋・小田切が浮かんだ。源田刑事は、運び屋・大熊を情報提供者に仕立てあげ、その情報から小田切を挙げることができた。ところが小田切は殺しとは無関係だった。一方、情報提供者大熊の妹が、何者かに誘拐されてしまう……。
第93話 氷点下の激闘
放送日:1981.08.30
監督:渡辺拓也 脚本:柏原寛司・日暮裕一
暴力団銀竜会の手下の金坂と中松が、検察庁へ送られる途中、何者かに襲撃されて連れ去られてしまった。やがて中松の死体が発見され、犯人から金坂と5000万円を交換しようと要求される。ところが、松田刑事が金を持参すると、なんと金坂本人が受け取りに。そして犯人は、その金坂の兄であることがわかるが……。
第94話 地下水道
放送日:1981.09.06
監督:宮越 澄 脚本:永原秀一・平野靖司
女子高校生が、暴力団銀星グループの殺し屋に殺された。女子高生の父親・山辺は、銀星グループの顧問弁護士だったが、覚醒剤を持ち逃げしたことでグループの恨みをかっていた。その山辺から保護を求める電話が西部署に入り、北条刑事が山辺のもとへ行くが、北条と山辺は殺し屋に追われることになる……。
第95話 刑事(デカ)の夜明け
放送日:1981.09.13
監督:澤田幸弘 脚本:大野武雄
警察官用拳銃80丁が強奪され、大門らが捜査回収にあたった。やがて拳銃を奪った犯人がわかり、その犯人と暴力団が取り引きすることを突きとめるが、大門側の情報は相手にもれていた。なんと、娘を犯人に誘拐された二宮係長が、情報をもらしていたのだ。しかし、二宮も刑事魂を失っていなかった……。
第96話 黒豹刑事リキ
放送日:1981.09.20
監督:澤田幸弘 脚本:新井 光
黒パトのブレーキが細工され、松田刑事らは通行中の女性に重傷を負わせてしまう。さらに、松田刑事へのいやがらせが続いたが、そんな折、巡査の瀬川が殺されるという事件が発生。そこで松田は、大沼のことを思い出した。大沼は、瀬川巡査の協力で松田が逮捕した、婦女暴行犯だった。大沼は犯行を否認するが……。
第97話 第41雑居房
放送日:1981.09.27
監督:長谷部安春 脚本:永原秀一・宮下潤一
刑務所を出所した赤沢が殺され、さらに赤沢の刑務所仲間の村田も殺される。村田は「犯人は森岡の弟…」と言い残すが、森岡は刑務所内で"事故死"した男。が、あれは殺しだ……という噂も立っていた。森岡や赤沢、村田がいた雑居房で何かあったのではと、調査を開始すると、ひとつのリンチ事件が浮かんだ……。
第98話 ショットガン・フォーメーション
放送日:1981.10.04
監督:長谷部安春 脚本:柏原寛司
ホッケーのキーパー・マスクをつけた七人組の男が、一晩に二つの銀行を襲った。その翌日にも彼らは銀行を襲い、犯人と出くわした松田刑事は重傷を負う。三つ目の銀行で奪われたのは、汚職で渦中の人である代議士の貸金庫の中身。前2行の貸金庫のリストを調べると、やはり汚職に名を連ねる二名が浮かんだ……。
第99話 二つの顔
放送日:1981.10.11
監督:渡辺拓也 脚本:峯尾基三
凶悪犯・戸倉が刑務所を脱獄。戸倉の脱獄を手引きした矢田部は戸倉に殺される。それとは別に整形外科医の死体も発見されるが、弾丸は同一拳銃から発射されたものだった。犯行に使われた拳銃は、戸倉の情婦が、密売人から仕入れたという。戸倉は実は、仲間を集め、競輪場の売上げ金を狙っていたのだが……。
第100話 爆弾を抱く少女
放送日:1981.10.18
監督:渡辺拓也 脚本:那須真知子
医師4人が爆弾で吹き飛ばされた。犯人は、「医者に息子を殺された恨みを晴らす」と連絡してくる。大門は、殺人を見たという少女・マリから事情を聞くが、マリの情報はガセだった。ところが、再び爆破事件が起き、その現場をマリは本当に見ていた。北条刑事は「どうせまたガセだろ」と、とりあわない……。
第101話 甦れ、ヨタロー!
放送日:1981.10.25
監督:小澤啓一 脚本:大野武雄
松村弥太郎、通称"ヨタロー"の製造した改造拳銃で、組織からシャブ3億円分をネコババした青木が殺された。ヨタローの隣人・岩下は、子供の茂をヨタローに預けたまま行方不明だったが、その岩下もヨタロー製造の拳銃で射殺される。自分の拳銃で茂の父が殺されたと知って、ヨタローは半狂乱になる。
第102話 兇銃44オート・マグ
放送日:1981.11.01
監督:小澤啓一 脚本:永原秀一
覚醒剤を持つ光物産の金光と、買手の笹井興業の笹井との間でトラブルが生じ、笹井が殺されるという事件が起こる。大門らは、強引な家宅捜索をするが、覚醒剤は出てこなかった。ところが、光物産の幹部が射殺される事件がおき、凶器は44オート・マグと判明。その凶銃を持つ殺し屋・笠松の存在が浮かび上がる。
第103話 強攻突破
放送日:1981.11.08
監督:宮越 澄 脚本:杉村のぼる
銃砲店主が殺され、ショットガン4丁が盗まれる事件が発生。西部署は容疑者・谷沢を逮捕した。ところが、谷沢の仲間から脅された平尾刑事が、その谷沢を留置場から逃がしてしまう。大門の推察通り、谷沢ら一味は金の延べ棒を運ぶ車を襲撃。平尾は、一味の隠れ家を突きとめたが、なんとそこは大使館だった……。
第104話 栄光への爆走
放送日:1981.11.15
監督:宮越 澄 脚本:新井 光
宝石店を襲った犯人の車は、パトカーの追跡を驚くべきテクニックで振り切って逃走。やがて、前科四犯の溝口が浮かび逮捕され、さらにバーを経営する佐伯君子という女が浮上。君子の息子の秋元昇は日本を代表するトップレーサーだった……。幅28mの運河をジャンプして飛び越すカーアクションも見もの。
第105話 謎のルート・マカオ
放送日:1981.11.22
監督:澤田幸弘 脚本:峯尾基三
ルポライターの小野沢が轢殺され、一緒に大きなネタを追っていたカメラマンの小俣も殺される。小俣が持っていたマイクロフィルムには、2億5000万円を横領して逃亡している大西の姿が写っており、さらに人間を極秘にマカオへ運ぶルートの存在も浮かび上がる。そこで松田刑事がオトリとなって潜入するが……。
第106話 午前11時、爆破!
放送日:1981.11.29
監督:澤田幸弘 脚本:新井 光・駒田博之
化学会社からダイナマイト500本が奪われた。その事件を、大門に憧れるチンピラの坂田二郎が西部署の松田刑事と名乗り独自に"捜査"していることがわかった。そんな折、地下街で爆発事件が発生。犯人を尾行していた二郎は負傷するが、元過激派の柿沼や強盗の前科がある中山らが犯人として浮かぶ。
第107話 暴走トラック炎上!
放送日:1981.12.06
監督:渡辺拓也 脚本:宮田 雪
ボクサーくずれの徹は、車の窃盗常習犯だったが、大門らの努力でいまは立ち直り、トラック野郎。徹には城東高校の保健婦をしている直美という婚約者がいたが、轢き殺されてしまった。直美は、高校生を対象にした覚醒剤密売グループの一味であったらしい。徹は、一味の山岡という男に復讐しようとした……。
第108話 時効成立9分前
放送日:1981.12.13
監督:渡辺拓也 脚本:大野武雄
15年前、両親を二人組の強盗に殺され、犯人を探していた落合伸子は犯人の一人、金子をついに発見するが、逃げられる。ところが、金子は殺されてしまう。もう一人の犯人も判明するが、証拠がない。金子が大事にしていた行方不明のバッグに証拠の品があるのではないかと、大門はバッグの行方を追わせる……。
第109話 西部最前線の攻防(前編)
放送日:1981.12.20
監督:小澤啓一 脚本:永原秀一・宮下潤一
前田製鋼会長・前田義平の次男で、同社副社長・真二郎が誘拐され殺された。そんな折、鳩村という男が、運転手兼ボディーガードとして前田邸に雇われる。ところが、社長で長男の昭一郎とその息子も誘拐されてしまう。大門へ、鳩村から「一味の隠れ家を発見した」との連絡があるが……。舘ひろしが再登場。
第110話 西部最前線の攻防(後編)
放送日:1981.12.27
監督:小澤啓一 脚本:永原秀一・宮下潤一
前田製鋼会長の長男とその息子を、誘拐団から救出した大門。だが、敵は新たに義平の姪の沢木しのぶを誘拐した。やがてガードマン会社の会長・黒川が一味の首領であることが判明。が、黒川は対戦車ミサイルを放って、逃走。そして巨額の身代金を要求してきた。大門は、軍団の切り札・鳩村刑事に密命を下す……。
第111話 出動命令・特車"サファリ"
放送日:1982.01.03
監督:宮越 澄 脚本:新井 光
5トンの金塊輸送の警備を依頼された大門軍団。万全の体制を敷いたものの、奪われてしまう。犯人らが浮かび上がるなか、大門軍団に、第二次金塊輸送警備の命が下った。羽田へ集結せよとの命令だったが、大門はなぜか成田へ行けと命ずる。成田に向け、大門が命じて作らせた強力特殊車両"サファリ"が走る……。
第112話 ワイルド刑事(デカ)ハート
放送日:1982.01.10
監督:宮越 澄 脚本:宮田 雪
鳩村刑事は、強盗犯の黒木を護送中、仲間に黒木を奪回されてしまった。鳩村は捜査命令を無視して、単独行動をとるが、実は、黒木を奪回された際に鳩村は、一味の中に従兄弟を発見したのだ。従兄弟の父――鳩村の伯父は、退職を前にした本庁警ら課の鳴神警視。鳩村は、伯父の名を傷つけまいとしたのだった……。
第113話 狙撃手、大門
放送日:1982.01.17
監督:渡辺拓也 脚本:大野武雄
大門が、何者かに誘拐された。係長・二宮は、全員に大門の行方を追わせるが、その大門は、ガンショップから高性能ライフルを買ったことがわかる。実は大門、右翼の大物・日高とその配下に誘拐されていたのだ。日高は、大門の射撃の腕を利用し、来日する経済学者を暗殺しようとしていたのだ……。
第114話 FBI・指名手配!
放送日:1982.01.24
監督:渡辺拓也 脚本:新井 光
1年前、松田刑事が傷害罪で挙げたことがある杉下は、アメリカで麻薬の運び屋を殺し、10キロのヘロインを横取りしてFBIから指名手配された。その杉下、密航して日本に帰国し、凶悪な銀行強盗を重ねていた。大門は、杉下は麻薬をエサに銀行強盗をやらされていると考え、弟・治郎に必ず接触すると踏んだ。
第115話 ミクロの標的
放送日:1982.01.31
監督:澤田幸弘 脚本:柏原寛司
チンピラの佐々木ジュンを松田刑事が署へ連行中、何者かに狙撃されるが、未遂で終わる。ジュンのもとから逃げた女・前川ユミこと早坂恵子は、実は狙撃者・三井の情婦で、三井は恵子に、ある犯罪の計画を教えた。三井は、恵子がジュンにこの計画をもらしているとみて、ジュンの口をふさごうとしていたのだ。
第116話 狙撃銃・スナイパーG3
放送日:1982.02.07
監督:澤田幸弘 脚本:峯尾基三
都市開発公団総裁・笠原が、狙撃されて死んだ。犯人土井は、警察官に射殺され、一件落着かと思われた。しかし大門は、銃弾が二方向から発射されていたことを見抜く。土井の周辺を洗うと、元防衛隊狙撃班の尾崎吾郎が浮かんでくる。その尾崎が次の犯行のために、高性能狙撃銃を入手したことを突きとめた……。
第117話 眼を開け!カウボーイ
放送日:1982.02.14
監督:小澤啓一 脚本:那須真知子
現金を横領した女子銀行員を殺した容疑で手配中の奈良という男が殺された。現場から立ち去ろうとした杉本を目撃した鳩村刑事は、杉本を追跡するが、逃げられる。一方、大門は、商工組合職員の杉本悠子が500万円を引き出したまま行方不明になっていることを知る。暴力団に追われる悠子は、杉本の妹だった。
第118話 あの涙をもう一度
放送日:1982.02.21
監督:小澤啓一 脚本:大野武雄
平尾刑事の友人の白バイ隊員が、特殊弾丸で撃たれて死んだ。犯人の川口は、所属していた暴力団に殺される。大門は、特殊弾丸の製造密売ルート解明に全力をあげる。そこで浮かんだのが、黒木吾郎だった。吾郎は、自分が作った弾丸が殺しに使われたことを知って、雇い主・佐伯を裏切ろうとするが……。
第119話 マフィアからの挑戦
放送日:1982.02.28
監督:宮越 澄 脚本:宮下潤一
息子を連れて買い物中の和枝が、何者かに撃たれて死んだ。5歳になる息子の健一は、母の死を知らないまま、鳩村刑事になつく。犯人捜査が進展しないうちに、鳩村にかかわりのある人物が次々に殺される。その手口に鳩村は、自分に恨みを持つ一人のマフィアの殺し屋を思い出す。やがて、魔の手が健一にも及ぶ……。
第120話 消えた白バイ隊の謎
放送日:1982.03.07
監督:澤田幸弘 脚本:峯尾基三
宿直の夜、平尾刑事に電話で助けを求めてきた仁科順子という女が、何者かに襲われて記憶を失った。折しも、白バイが盗まれ強盗事件に使われるが、白バイを盗んだのは、順子の恋人の白バイ隊員・山岡だった。順子の記憶を取り戻そうと平尾は、襲われた現場へ順子を連れて行くが、二人は何者かに襲われる……。